今日は尾張一宮にお店さんの撮影に行った。
運転は地元スタッフがやってくれたので、気分的にはだいぶラクだ。
出張グルメ日記を期待されてるんだろうなあとは思うけど、意外と今回はフツーである。
でも、その中にオイラ的にはそこはかとなく気づきがあったりして、それがまた趣き深かったりするわけだ。
まあ、軽くつきあってくれるとありがたい。
お昼は、味噌煮込み御膳をいただいた。
なんか愛知といえば「味噌」って感じである。
フツーのお店だったがフツーに美味かった。
しかし、値段のわりには随分な量である(東京だったら1.5-2倍の値段だ)。オイラでも腹がいっぱい。女子は半分食えば十分という感じだった。
さらに、団体で予約してたこともあったので、店長からサービスでコーヒーとデザートがついた。
この抹茶アイスがかなり美味。量もたっぷりで満足じゃ。
送迎バスも出してくれるし、愛知のお店のサービス精神ってすごいな、と思った。
すごいといえば、世のお母さんたちもすごいなと思う。
この仕事は、参加者が小さい子供を持ったお母さん層が中心だし、主宰のAKIKOさん自体が愛息コールダー君を連れてきている。
とにかく、2,3歳児なんてのは、じっとしてないわけだし、お母さんのしつけや教育方針がモロに影響するところだから、興味深いし、頭が下がる。
しつけに正解なんてないから、それぞれでいいと思う。
AKIKOさんはアメリカ歴が長いってのもあるんだろうけど、けっこうユニークな教育方針だ。(本人は当たり前と思ってるだろうけど)
だから、2歳とは思えぬ、行動力実行力でコールダー君は活動してる。ひとりで道を歩き、卵も割れるし、食事処では他の席に遊びに行く。
オイラなんかだとヒヤヒヤしちゃうけど、ちゃんとAKIKOさんは考えて、また目をつけてるので、それでいいわけだ。
他にも3人ばかり小さい子供たちがやってきた。
それぞれ個性があるし、お母さんたちの叱りどころ、教育方針もポイントがあって、なるほどな、と思わせる。
オイラはといえば、例によって、最初はなんだこのオジサン?と興味津々で遠巻きに見つめられる(^^ゞ
2時間くらい経つと、不思議と正体がわかるらしく、ぞろぞろと子供たちが寄ってくる。
子供の挨拶は手荒い。
必ずと言っていいくらい手を上げてくる。
殴りかかるというと大げさだが、「叩く」という触れ方が、コミュニケーションの第一歩のように思える。
言葉なんてのは、親が人間として後から教えるコミュニケーション手段である。
子供のサルとしての本能によるコミュニケーションは接触なのだ。
これは男児も女児も同様だ。
そして、オイラは例によって同じ目線で「戦う」ので、大変喜ばれる(^^ゞ
お母さんがたの教育方針に合ってるかいつも心配になるのだが、オイラはこの方法しかわからんし、叩いたり転がしたり、べそかかせたりしながら、行き過ぎを是正するので、まあこういうオトナもいるんだ、ということで親子が了解してくれればありがたい。
晩飯はおいしいプルコギがあるというので、連れてってもらった。
ビールを飲んでもよかったのだが、「ノンアルコールビールのジョッキ」ってのがあったので、それにしてみた。
まあ、気分はグビグビ(^^ゞ
プルコギは、バターライスなどといっしょに鉄板皿の上に乗っていて、辛いソースをかけてまぜまぜして食う。
焼肉入りキムチチャーハンという感じで美味しかった。
それにしても、この店、焼肉屋というよりは、インドネシア料理屋の風体。
もちろん、ナシゴレンとかもあるのだが、タイカレーもあるし、まあアジア料理屋って感じなのかな。
やっぱり途中で店長がサービスで合鴨の燻製ステーキを持ってきてくれる。
もちろん、東京でもたまにこういうサービスはあるけど、絶対愛知の方が客を喜ばせようという気が強いと思う。
帰りにはお土産に小物を用意していて、好きなの持っていけと言う。
徹底してるなあ。
これといったものはなかったが、なぜかラクシュミーのポストカードがあったのでもらった。
他にもシヴァやガネーシャやハヌマンもあったけど、やっぱ女神でしょう。
店長に「ラクシュミーですよね?」と念を押したらそうだというので頂戴したが、ちょっと自信がなかったのだろう。
あとで駐車場まで店長がインド神事典みたいなのを持って、「合ってますよね?」と念押しに来てくれた。
なんにしても、愛知らしいもてなしぶりとお母様や子供たちにパワーをいただてるザビエルである。ありがとう。
明日は夕方までフリーなので、ザビ流の中京圏の楽しみ方を満喫できればと思っている。
χανι