ザビエル・カトーの、「煩悩のままに生きてます」

ズバリ!展覧会の絵
きのう告知してたように、今日はオイラが相当楽しみにしてた森野亜古さんのライブである。

亜古さんのライブはもう何度も録らせてもらってるし、オリジナル曲の秀逸さは今さら説明するまでもない。(こちらでCD買えます)

でも、今宵は特別なライブだ。

クラシックの名曲、ムソルグスキーの「展覧会の絵」を全曲演奏するという。

楽曲中の「プロムナード」はあまりにも有名でCM等でも使われてるから、曲名は知らなくても聴いたことのない人はまずいないだろう。

しかし、全曲となるとオイラも聴いたことがない。

それでも、ロックファンのオイラとしては、エマーソン・レイク&パーマー(ELP)が制作した「展覧会の絵」で知っている。

そしてこのロックアルバムは、全レコード史の中においても、最も重要で秀逸なもののひとつと言って過言ではないアルバムである(もちろん、個人的には好き嫌いがあるだろうが)。

他にも、日本が世界に誇るシンセサイザー奏者の冨田勲によるアルバムも有名だし、ともかく一度は全曲きちんと聴きたい楽曲だ。

さて、今宵が「きちんと」かどうかは別として、元来ピアノ組曲であるこの難曲を、ピアノ、ハモンドオルガン、和太鼓で演るというのだから、ムソルグスキーもELPも真っ青である。



リハ中の画像だが、すでにこの時から緊張感むんむん(笑)

とにかく中央の和太鼓の存在感、ダイナミックレンジが圧倒的。



演奏は小泉謙一君(若い)http://www.kennytaiko.com/

いやあ、かっこいいぞ、和太鼓。

パーカッションともドラムスとも違う、独特の音色。もちろん日本人には馴染みやすいあの音だ。

倍音成分豊かな柔らかくて芯のある音色。小さい音から圧倒的な打撃音まで、とにかくピアノ以上に録音が難しい。

そして、この沼袋・オルガンジャズ倶楽部ならではハモンドオルガン。



後ろにはもちろんレスリースピーカーがブンブンプロペラをまわしてハモンドを再生している。

演奏は、大久保治信さん。http://asiajapan.m78.com/HO/Top.html

ジョン・ロードやキース・エマーソンを思わせるハモンド弾きだから、楽曲中の「こびと」や「バーバヤーガ」あたりは完全にエマーソンが乗り移ってる。

全般にクラシック的な進行だったけど、ロックファンのオイラにも十分満足の演奏だった。



ピアノはもちろん亜古さん。http://www.h4.dion.ne.jp/~ako-m/

この広さで、和太鼓と互角に渡り合うにはフルグランドでPA付じゃないと苦しいけど、とにかく弾きまくり(いや、叩きまくり)で、難曲を演奏しきってくれた。

そして、エンディングは「キエフの大門」。これが、想像通り、東欧のニオイが和太鼓やドラにはぴったりで、原曲やELPに負けない感動的なフィナーレとなった。

ほんとにすばらしいライブで、惜しむらくは少人数で楽しむにはもったいなかったこと、オルガンジャズ倶楽部はすばらしいハコだが、どうしても炊事場の音が演奏中、録音中に聴こえてきてしまうこと、この2つだった。

ともかく久しぶりに猛烈な緊張感のある録音をした。

演奏者の緊張感が伝わってくるのである。40分、客もじっと聴きぬいたのもすばらしい。

第2部はオリジナルを楽しく演奏&録音した。これもこれでよかったにゃ。

そうそう、オイラの呼びかけで、ともドリーさんが観に来てくれたのもうれしかった。

いきなりコレじゃ刺激的過ぎたかもしれんが、楽しんでいてくれたみたいだからOKさ。

帰りは2人で中野に出て、遅めの晩飯。



前に立ち寄ったことのある、おーくらラーメン。

濃厚醤油とんこつはかつての和歌山ラーメンを思い出すなあ。

もっとも、展覧会の絵に比べれば、このラーメンさえもあっさりモードである。

ピアノ、ハモンド、和太鼓。この組み合わせはホントに面白い。また機会があったら、是非聴きたいし、もっと多くの人の耳に入ればなあと思った一夜であった。

χανι
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